チェルシーさん、まだまだ心配のタネはつきませんが
ひとまず痛み止めを飲んでもらうくらいは
食べれているので(強い痛み止めらしく、食べ物と一緒に摂取)
痛みもコントロールできている模様。
従って食欲も戻りつつあります。
今回、大変皆様にはお世話になりました。
Twitterはじめ、
Instaでのアドバイスや経験談
大変参考になりました。
応援メッセージもありがとうございます。
不安で吐きそうだったので、心強かったです。
さて、今回改めて
「自分は猫のこと、よくわかってない」
との自覚を強くしました。
というのも今まで
「食欲があればなんでも撃退!」タイプの
家族の面倒をみてきたもので。
そしてチェルシーも割とこのグループに属するタイプ
だったもので。
「猫が食べない、飲まない」ことに関する
知識、情報、心構え、危機感、準備が欠けていました。
チェルシーの若さと、体力と元気さに甘えていました。
チェルシーは子猫時代、栄養状態がボロボロで
骨と皮状態だったところを保護しました。
そんなスタートだったせいで、最初から歯肉炎が酷く
1歳のときに奥歯を2本だけ抜歯。
獣医さんによると「抜いたというより、ポロッと取れた」
そうです。根っこがなかったそうな。
そしてその頃から「そのうち全部抜くことになるかも」
と言われており、3歳になった今年、4本だけを残して
あとは全部抜歯となりました。
「うわあ、なんて大きな手術なんだ…」
と、もちろん思いましたけど
その手術から帰ってきて30分以内に
ゴハンを食べ始めるチェルシーにすっかり安堵。
次の日は朝ごはんを、普段の半分くらい食べ
チェルシーにしては異常事態だったのに
「ん?まだ麻酔がきいてるのかしら?」
なんて深くは考えず、1日中仕事をしてたんです。
そしたら、その日の夕方から事態は急転。
なんだか痛そうに口を開けて、目を細め
よだれを垂らしながら私を見つめるチェルシー。
「痛み止めが切れて痛いんだ!」と思ったけど
その時点でゴハンを全く食べれてなかったので
痛み止めをあげることもできず。
とにかく柔らかいゴハンを「優しくすすめる」
ことしかできなかったゆうさん。
もちろんチェルシーが求めてるのは
「サービスの向上」では決してなかったので
ただ痛みがひいていくのを祈ることしか
できませんでした。
そうして眠れない夜を過ごし、明けた朝。
頑張って食べようとするも、やっぱり痛いのか
そっぽをむくチェルシー。
この時、最後の食事から24時間が経っていました。
「どうしよう…。こんな食いしん坊さんが食べないなんて。」
という不安はものすごくありましたが
なにせ、ゆうさんの脳内のどの引き出しを開けてみても
「食欲がない個体の対応の仕方」は見つからない!
獣医さんに電話をして、サポートを求めました。
とはいえ、脱水状態になっているわけでも
感染症を起こしているようなサインが出ているわけでも
ないので、獣医さんの反応は極めて冷静。
●場所を変えて給餌してみては
●違うフードを試してみては
●48時間食べなかったら電話して(おい!)
●週末だから月曜日に朝イチで来て(Wおい!)
電話をすれば、そこには獣医さんが必ず出てくれる
というのは心強いのですが、なにせ週末。
最悪の場合、月曜日まで待たなくてはいけません。
その時点まで食べないとしたら、なんと!72時間!
言いたくないし、言ってもしょうがないけど
頭に浮かんでしまうこの言葉「日本だったら…」。
浮かんでしまったので、続けますけど
きっと、「最悪な状況になる前に対処しましょうね」
というプロアクティブな流れになると思うんですよね。
が、ここはニュージーランドのど田舎。
獣医療サービスに限りがあるからしょうがないんだけど
基本的には「その状況になったら対処しましょう」
なので、不安は解消されません。
(でも、犬に限っては割とプロアクティブだと思う。)
(個人の意見です。)
人間の医療も最低限整ってはいるけど、
比較的似たような状況だし、それを承知の上で
この土地を選んでいるので、結局のところ文句は言えない。
自分の選択なんだから。
とにかく最悪の場合、月曜日の朝まで私が
チェルシーを守らなくてはいけない。
この時点でSNSを通じて発信、じゃなくて挙手。
「よくわかってない飼い主がヘルプを必要としています!」
そしていただいたのが、たくさんの有益情報です。
とにかく猫は、絶食状態が続くと肝臓に負担が
かかりやすいとのことなので、やっぱり悠長に
様子見なんてしてられない!48時間待てない!
よし!強制給餌だっ!と、まずはシリンジで水。
お次は上顎にキャットフード(ウェット)を塗ろう
…とした時点で、奇跡が。
チェルシーが自力でゴハンを食べ始めました。
食欲が痛みを超えた瞬間。
最後に食べ物を口にしたときから36時間が
経過していました。
が…!
安心したのは束の間。
噛んだ際に神経に響いたらしく、悲鳴をあげて
その場から走り去っていくチェルシー。
でも、この時点で小さじ2くらいの生肉を
食べていたので、ひとまず安心して投薬。
この夜はシリンジでチキンスープ(胸肉を煮た汁)を
10ccずつ飲んでもらって眠りにつきます。
さて、日曜日の朝。
昨日、彼女を突然襲った痛みがトラウマになったのか
大好きな生肉を食べようとしません。
食べない=痛み止めをあげることができない
なので、またまた強制給餌の出番です。
今回はちゅーる(的なもの)を口の周りに
べっとり塗って、舐めとってもらおう作戦です。
SNSでもたくさんの方から「ちゅーるを食べさせては?」
とおっしゃっていただいたのですが、実はチェルシー
普段から、ちゅーる的な商品にあんまり興味がないというか
1種類だけチェルシーが食べる味があるんですけど
現在、在庫不足で近所のスーパーに売ってないんです!
こんなところでコロナの影響が!
(ペットフードは主にオーストラリアからの輸入なので)
なので、チュールに痛み止め薬を混ぜて
「お皿にいれて」待機してたんですけど、やっぱりダメ。
次は薬の入ってないちゅーるを「お皿にいれて」
待機してたんですけど、やっぱりまたまたダメ。
昨夜、確かに食べたけど少量だし、トラウマ体験したし
今日も1日食べなかったら絶望的だ!と思ったゆうさん。
「わがままいうなー!この(ちゅーるの)味で我慢しろー!」
と、チェルシーの(可愛い)唇に塗ろうとしたら…、あら?
ペロペロとなめたー!それだけじゃなくて、もっとくれ!と。
2本目もくれ!と。
結局あっくんもそこに加わって、2本半平らげました。
要するに「お皿に入ったちゅーるが食えるか!」
ということだったらしい。
(今まで薬と混ぜてお皿にいれてあげようとしてた)
へなへなへな…。
最初からこうすれば良かったのか…。
ていうか、全く冷静さを保っていなかったことが伺えます。
そこで勢いついちゃったチェルシー。
ついでに生肉も平らげてくれて、安心してお薬を
あげることができました。
結局ちゅーる(的な商品)に着地したんだけど
今回たくさんの事を学ぶ機会になったというか
「猫の健康は私が管理しなくては」の自覚が
しっかり持てました。
実は今まで、「猫の健康は猫まかせ」
だったと思うんです。大変反省しています。
どっちかっていうと、運転席じゃなく
助手席にのってた感じです。
今度からはしっかりハンドル握らなくてはね!
自分自身への覚書として、叱咤激励として
本日の記事とします。
拙ブログはじめ、TwitterやInstagramでコメントを
いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました!!
「ありがとうございましたのでチェル!」=================
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というわけで、王様?申し上げにくいですが、ダイエット考えてます…。
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★「羊の国のラブラドール絵日記シニア!!」
ブログを読んでびっくりしたのですが、日本とだいぶ違うんですね(°д°)
日本は日帰り手術も選べますが、抗生物質を飲ませられるか不安な猫さんのために入院も可能です。
退院後は、1日2回の抗生物質を1週間程続けました。
チェルシーが食べてくれて良かったです。
うちのバニ子もチェルシーに境遇が近いので、復活してくれて嬉しいです(∗ ❛⃘ ❛⃘∗)
チェルシーお大事に!